お彼岸やお盆でお墓参りする人も多いと思いますが、服装や準備物はどのようにすればいいのでしょうか。
服装はあなたが学生なら学生服が無難ですが、学生では無かったらいつも喪服?お墓参りは喪服でなかったらダメなのでしょうか。また、持ち物は数珠やロウソク、お線香そしてお花などすぐに思い浮かびますがそれ以外には?
今回はお墓参りの服装や持参物についてお話をしましょう。
成人するまで保護者と一緒にお墓参りしていた人は、親のすることを横から見るだけで持ち物などあまり意識しないでいたのかもしれません。
でも祖父母や友人、お世話になった方など近しい人が他界してその葬祭に参加する時、そして、自分で全ての段取りをしなければならいない時、どうだったかなぁと考えてしまう時があります。
そんな時に困らないようにお墓参りについてまとめてみました。
1.服装
お葬式・49日法要・一周忌・初盆などの特別な法要は・・・・・喪服や学生服
忌日ではないお彼岸やお盆・・・・・・・・・・派手すぎない服装
派手なアクセサリーや強い香水はつけない
赤や黄色などの模様が入っている衣服・靴下・靴・バッグ類もやめたほうがいいでしょう。
2.お供え
故人が好んだものを中心に:
酒類・コーヒー・お茶、そして菓子類、果物などをもっていきお供えしています。
菓子類も洋菓子・和菓子、故人の好みでよいでしょう。
お供えですが、本殿へのものは別としてお墓にお供えした食べ物は全て式の段取りが終わると、御花以外全て持ち帰って処分します。(我が家では「おさがり」として消費しています)
これはカラスや野猿などがお供えを狙っていて食べ散らかし墓所が荒れるからです。
3.持ち物
数珠、お線香、ロウソク、ライターあるいはチャッカマン、供花(+しきみ:地域による)、お供え(禁止の場合もある:御下がりで持ち帰るならOKの場合が多い)
これにお墓ならびに墓地を清掃するための道具が必要に応じて用意します。
多くの場合、墓地の入り口付近の倉庫に箒や熊手、ちりとりやバケツそして手桶、柄杓(ひしゃく)など寄付された物が置いてあり、借りることができます。
4. プラスαのポイント
あれば便利なちょっと気づかない持ち物
・新聞紙(墓地の場所にもよるが、風が吹いている場合お線香に火を点けにくく新聞に火を点けてからお線香に点ける)
・防風になるロウソク立て(なければ、少しの風ですぐに消えてしまいます)
・墓石を清掃する雑巾やたわし(浴室清掃用のスポンジや歯ブラシ)
最近は専用のものが100均ショップなどで売られています。
・上記のものを入れるカゴ(墓地では逆さまにしてお供えなどを置く台になる)
・蚊対策グッズ(虫除けスプレー、蚊取り線香、防虫スプレー:冬季以外に必要)
・家の仏壇の線香の灰(毎日出たものを残しておいて墓地の敷地内に撒く:除草剤になる)
あと必要に応じて経典(読経の際に必要なら)や帽子、季節に応じて日焼け防止グッズ類(熱中症対策;お参りする際は帽子などは脱ぐ)などですね。
最後に
服装やお供え、持ち物も大切ですが、要は葬祭に参加するあなたの故人への気持ちが大切だと思います。
墓石を洗っている時、私は父や母の背中を流しているような気持ちで日頃のことを語りながら行っています。
そして、今現在元気に毎日過ごさせて頂いていることに感謝します。
お墓参りや葬祭。私はそんなに熱心な宗教信者ではないけれど、参加し故人と向き合った後は大変すがすがしい気持ちになります。
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